>>387
>そうりゅう型だけなんか変わった船体してる

そこいらは英アップホルダー級(売却後の加ヴィクトリア級)と比較するとわかりやすい

簡単に言うと、おやしお/そうりゅう型が特異に見える船型なのは
ターゲット・ストレングス低減のため音響ステルス制導入した上で
魚雷発射管と側面ソナー・アレイとの干渉を避け
同時雷撃数増すために発射管を艦首集中させる事に重点置いたため

艦首ソナーと上下に並べて発射管を置き、
側面アレイ部の強度確保するため部分複殻船体化し
葉巻型の船型にするとああいう形になる

(このレイアウトの発想で、通常動力潜の想定速力である12〜20ノットよりも高速化すると
英トラファルガー/アスチュート級のマッコウクジラ型の艦首レイアウトに近くなる)


豪コリンズ級と韓3000t級(島山安昌浩級)の技術的なルーツとなってる
スウェーデン・ドイツ系の輸出通常動力潜のレイアウトは、
水深が浅めのバルト海での運用指向して、船体小型化する事を考えたもの

基本単殻の耐圧部上に各種装備カバーするための非耐圧の上部構造物配置しつつ
耐圧殻内部の耐圧横隔壁の配置をシンプルにして施工工数減らしていくっての考えた方向やね


ここいらの選択は一長一短あるので、想定した任務や与えるべき深度や速力によっても変わってくる
日本はわりと深々度潜航およびステルス性獲得と統合ソナー運用、同時雷撃数の確保に振ってて
オージーは浮上またはシュノーケル深度の航行での浅深度長距離進出に向かってる傾向はあるやね
韓国はまだ独潜の影響下から抜けきってないけれど、このままの方向性で行くならば
対地攻撃力の投射と中深度域での水中持続時間の延伸による
哨戒機による追尾回避に重点を置いて行くんでないかな?