前スレ888
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1573284365/888
>ガチンコなヤンとか、銀英伝

ヤンと共に盤石の疑似王朝を築き上げたトリューニヒトが
別に決定的な失敗を犯したりせずまずまず堅実な治世を続け
その合間にヤンは帝国軍との戦闘で、政略のこじれにより戦場で孤立無援となった金髪の孺子をサクッと片付け
そうしてようやく世界が平和になって10年ばかり経った頃に、

『クソ、なんで私はこんな時に首都に居なかったんだろうねユリアン』

民主急進派のクーデターにトリューニヒトが斃され

『これから君が苦労することになるんだよ。向いていようがいるまいが、私と手を組んだからには、それが君の、既にに選んでいた道なのだ』
『困りますよ議長、私の到着まで3日も持ったんですから、あとはもう治るだけですよ。だいたい今の医学なら・・・・・・議長?』

こうして遺言で後事を託されたヤンが

『ヤン・ウェンリー提督、我々救国軍事会議は貴官の合流を歓迎』
『お静かに願います。あなたがこんな愚かな真似をなさるとは思いませんでしたよグリーンヒル上級大将。拘束させていただきます』

などと急進派を徹底的に絶滅させた後、トリューニヒトの隠し子の後見人として政治の世界と二足のわらじをはく羽目になり
こんなはずじゃなかったのにと泣いたりぼやいたりしながら、幸いにも【父と同じく優秀で賢明だった】世襲政治家トリューニヒトJrを支え続け
Jrの成長に伴い自身は政治の舞台から退場、戦場では無敗とまではいかなかったが帝国の侵攻を一切許さぬまま現役を退き
愛妻フレデリカと共にのんびり歴史書を執筆するなどしてずっと平和な充実した余生を過ごしたあと

自由惑星同盟の双璧と讃えられるトリューニヒトJr大統領とユリアン・ミンツ元帥の夫婦、そして父の後を継いで歴史学者となったヤン・ウェンリー二世らに涙で見送られながら大往生を遂げるような


例えばこんなのだって別にいいじゃん、充分中華英雄譚っぽいじゃんと思わなくもない。
どうしてこうならなかった。
#女子なのにあえてJrと名乗っていたトリューニヒト隠し娘。カリンちゃんは父親似のビッチに育ってユリアンの愛人枠をエンジョイする人生を幸せに送った。