1500C級ガスタービン用SiC繊維強化セラミック複合体技術の開発
SiC繊維強化セラミック複合体は私の環境性能向上のセラミックコーティング層の開発
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1.概要と必要性
〇環境汚染低減、省エネ問題に対応するためのエンジンの効率向上、高出力化の傾向に
 超高温で耐久性能の限界を克服超高温セラミック複合体材料への要求が増大

○超高温セラミック複合体とSiCセラミック繊維、コーティング技術などは、輸出入規制、
 海外での技術導入が厳しく管理された戦略物資で国内の技術開発が必要不可欠な項目である
 *原素材は、日本NGS Advanced Fiber、Ubeおよび米国GEなどの独占供給

-ガスタービン、エンジン用炭化珪素系セラミックス複合材料は、年間40 %以上の高成長
が予想されるが国内の産業基盤は脆弱なのが実情である。
民間企業が開発リスクが大きい技術を長期間にかけて開発することが困難実情に政府の
体系的な支援が求められる。
このセラミック複合体の市場は、航空と国防分野が最も大きい市場で2025年まで年平均13%
以上の成長が予想される。

このうちSiCベース複合体35%で最大の市場規模を持ち、2025年25.6億ドル規模へと急速に
成長すると予想。
ガスタービンのCMC部品を適用すると、システムの軽量化を介して、燃料消費の減少に10%
以上の省エネ効果と温室効果ガスの大幅削減が可能。

2.研究の目標
○最終目標:高効率ガスタービン高温部の部品のSiC複合体の開発と性能検証
(TRL:[スタート] 4段階?[終了]ステップ7)
-1500°C級超高温セラミック複合体の結晶SiC繊維/ Fabric開発
-1,500C級超高温ガスタービンのための化学気相沈着SiCセラミック複合体の試作品を開発
-高速溶融浸透工程適用SiCセラミック複合体ShroudとVane室形状の試作品を開発
-1,500C級超高温ガスタービン高温部用SiC複合体耐環境性能の向上セラミックコーティング層の開発
-SiCセラミック複合体素材/部品の耐久性と信頼性評価