レコードチャイナ 2020年7月19日(日) 8時10分

2020年7月16日、韓国・ニューシスなどによると、韓国海軍の次世代新型高速艇で相次いでエンジンの故障が発生した原因は、製造企業の設計ミスだったことが分かった。
記事によると、韓国軍関係者はエンジン故障に関する調査結果について「設計ミスによりエンジン(シリンダーヘッド)に海水が流入する欠陥が発生した」と発表した。

また、海水流入以外にも「艦艇の重量増加がエンジンの疲労度を高め、シリンダーヘッドに亀裂が生じた可能性がある」と分析した。
製造企業の韓進重工業側も設計ミスを認めているという。

韓進重工業は2014年から昨年までに4回の入札を経て新型高速艇16隻を受注した。1隻当たり約600〜650億ウォン(約53〜58億円)で、契約規模は約1兆ウォン。
現在までに8隻が建造され、そのうち4隻が海軍に引き渡され配備されたが、4隻全てのエンジンに亀裂が発生し、海水が流入していた。

これに韓国のネットユーザーからは

「また国民をだましたな」
「関係者を取り調べて不正がなかったか明らかにするべきだ」
「不正をなくさなければならない。これは国防力の低下につながり得る。国を裏切るスパイ行為のようなものだ」
「このポンコツ高速艇を造るためにどれだけ裏工作をしたのだろう」
「防衛産業に関する不正は民間検察に捜査させてほしい」

など不正を疑う声が数多く上がっている。その他

「韓進重工業にはもう頼めない」
「戦力化する前にテスト運航したはずでは?この企業は前にも問題を起こしていた」との声や、
「ああ恥ずかしい。こんなんじゃ金正恩(キム・ジョンウン)委員長に笑われる」
「ヘリも軍艦も潜水艦も『韓国の技術は世界最高』と言っておきながら、まともに造れたことがない」

などと嘆く声も上がっている。