そういえば、かなり気になっていた、「CFRP複合材の胴体」について。

「外板が厚いですね?」
「かにの甲羅みたいな物でそっちの方が強度が出ます。バルクヘッドはそのぶん薄くできて素材以外に構造的にも軽くなります。
世界的にそうなるんじゃないでしょうか」
「外板が厚く出来ると、重力での歪みも出ないので生産も大きな治具が要らないし精度も出ます。
生産設備は安く出来ますし設計変更があっても融通がききます。あ面も平滑にできるのでステルスにも良いです」

「接着構造だそうですが、ひねりが加わったときに接着の弱点である剪断方向の力が加わりますが平気ですか?」
「問題ないです。その辺りには設計上のノウハウもありますから。じっさい物を作って試験やってますし。」

「水とか紫外線とか大丈夫?」
「機体寿命から考えて全然問題ないはず。架橋用機材に使えるくらいですから。
むしろ熱の方が心配でしたね。そのへんは、いまやってる長期試験まちです」

「被弾して穴が開いたら?」
「すぐ直せます。修理箇所が分からないくらいにふさげますし強度も問題ないです」

こんな感じで大変自信を持っているご様子でした。
韓国の報道番組では、あちらの技術者がこの胴体技術を非常に高く評価していたようですが、
日本の雑誌などは余り注目してる様子はないので、見ているポイントが違うのですね。
GaN系APARとかエンジンなどは、常識的に採用されるものでしょうし。