いっそ小銃を不要にするというパラダイムシフトはないものか。

小銃は直線上に存在する相手に向けて弾を発射するものであり、多少の偏向はかけられるにせよ、直線の軛からは逃げられない。

直線上の障害物があれば、それは物理的エネルギーとしての重量と速度で突破するしかない。

さて、曲線的な軌道をかけられるならば、障害物の問題はある程度解決できる。

それならば、もはや自動小銃はなくても、サブマシンでもかなりの効果をあげるだろう。

手元を離れた、自己噴射機能のない弾が曲線を描くにはどうするか。その円弧の中心となるべき点に、磁力か、重力を発生させればよいが、これは開発費がかかるだろう。

それであれば、ヒモをつければよい。
ななめ前にヒモの一方の端を固定し、少しずらした角度で発射すれば、弾はヒモの長さに達したあとは円運動を描くため、障害物の側面に回り込む軌道になる。
側面攻撃は敵の露出も大きく、脇の下はボディアーマーもないか、薄い部分であり、拳銃弾でも無力化か可能。