Centaurのx86サーバ用新プロセッサがどの程度の性能なのかちょっと考えてみました。
一応ハイエンドを謳っているので、AMD Zen比でやってみます。

TSMC 16nmで製造され、8C+AIコプロセッサでのダイサイズは195mm^2。
L3キャッシュは16MBで、AIコプロ専用の16MBのワーキングSRAMを持ちます。
AVX-512にも対応。
TSMC 16nmは、ゲートピッチ90nmミニマムメタルピッチ64nm。
GF 14nmは、ゲートピッチ84/78nmミニマムメタルピッチ64nm。(高パフォーマンスは84nm*64nm)
セルライブラリをざっくり無視すると、GF 14nm換算で182mm^2といったところです。

Centaur 8C 16MB AI+16MB DDR4*4ch PCIe*44L 182mm^2
AMD Zen 8C 16MB DDR4*2ch PCIe*24L 213mm^2

Zenと同じような性能は期待しない方が良いと思います。
AIコプロがどの程度の面積を食うのか分かりませんが、これが小さくてもI/Oが結構な面積を取ります。
AVX-512もレジスタはあるのでしょうが、512bitパイプは無く256bit*2か128bit*4で実行するのではないでしょうか。

16nmであのダイサイズではというのが率直な感想です。
ただ500mm^2を作っても買って貰える筈もないので、I/Oリッチで低価格・省消費電力を売りにするのでしょう。