高価で高度な魚雷やSSMを省き、廉価な砲熕兵器に注力した近代通報艦とも言うべき艦種は、ポルトガルのジョアン・コーチニョ級に始まり、
限定戦争・低強度紛争に投入できる低コストな二線級戦闘艦として、成功したコンセプトと見做されている。それに倣っなモノなら決して悪く無いよ。

ただ韓国の浦項級コルベット撃沈事件に見られるように、充分な排水量が無い艦種は被雷に弱く、乗員の脱出が間に合わないまま轟沈する危険が大きい。
日本では戦訓から、被雷して乗員が脱出するには排水量5000t、被雷しても海域から逃れて最寄りの港へ逃げ込めるには、7000t必要との経験がある。

海自が5000tクラスの汎用護衛艦を重用するのは、乗員を守れる最低限の排水量だからだし、FFMが満杯で5500tと、フリゲートとしては大きめなのもその為。
(普通は満杯で1500〜4500t)