3日前の記事ですが・・・

東芝、「量子」で挑む高速取引
事業化へ金融庁に登録検討 製造の技術力生かす
2019/11/26付
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52601050V21C19A1EE9000/

東芝が超高速で売買を繰り返すヘッジファンドの登録を検討している。量子技術や独自のアルゴリズムを使って、
外国為替の裁定取引で利益を狙う超高速マシンを開発した。新技術は金融機関に売り込むだけではない。
自ら高速取引業者となり、自己資金で試験運用を始める計画だ。金融とテクノロジーを融合するフィンテックが
加速するなか、日本の製造業が持つ技術力が生かされるようになれば、金融業が勢いを取り戻すきっかけになる。

川崎市の東芝研究開発センター。1899年創業の旧東京電気の実験室が源流で約1000人の研究者が勤める。
2018年春、ここで新たなアルゴリズムが生まれた。

量子コンピューターが専門の後藤隼人主任研究員が「量子分岐マシン」と呼ぶ新たな理論をもとに、
膨大な組み合わせのなかから最適な選択をするアルゴリズムを開発した。専用の並列処理回路も開発し、
19年10月にはデモ機を完成させた。米グーグルの量子コンピューターほどの性能ではないというものの、
冷凍機などの特殊な設備は必要せず、実用化に向けたハードルの低さが強みだ。
(以下略)
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以前、このスレで話題になった「量子分岐マシン」の応用みたいですな。

「量子理論の副産物に過ぎなかった」──東芝の「量子コンピュータより速いアルゴリズム」誕生秘話 (1/5)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/30/news030.html

正統な量子コンピュータではないにしても、同じようなことを既存のハードを利用して実現できるなら、
確かにハードルは低くなって普及しやすい。

でもこれ、為替取引で既存のコンピュータ同士のHFT(高頻度取引)に勝てるのかね?