【軍事同盟】中国とロシア、深まる軍事交流 なぜ日本の警戒感は薄いのか

ここ数年来、中国海軍とロシア海軍の合同訓練の規模は拡大している。
ロシアで実施される大規模軍事演習に中国軍地上部隊や航空部隊が参加するようにもなった。
ロシア軍と中国軍の将校レベルの交流は強化され、3600人にも上る中国軍将校がロシアの士官学校などで学んでいるという。

また、中国が構築している最新鋭ミサイル防衛システムに対し、
高性能早期警戒システムの援助を始めることをプーチン大統領が許可した。

以上のように、「中ロ相互防衛条約」といったような成文化された軍事同盟は
締結されずとも、中ロ両国の軍事関係が親密度を深めていることは事実である。
このような現実を踏まえて「中ロ軍事同盟」が実質的に形成される可能性は否定できないと考える人々も増えてきた。

ドイツの左翼系政党の「左翼党」(ドイツ連邦議会に議員定数の9.7%に当たる69議席を保有する政党)は、
アメリカがロシアと中国を主敵に想定すると公言し、ロシアと中国が同盟関係に進もうとしている以上、
核戦争にまでは至らなくとも米ロの軍事衝突は差し迫っているとして、ドイツ国内に駐留する
約35000人に上るアメリカ軍に退去するよう要求し始めている。

ヨーロッパでアメリカ主導のNATO軍とロシア軍の間で戦端が開かれた場合、「中ロ同盟」によりロシアを支援するために
中国軍が在日米軍基地に大量の長射程ミサイルを撃ち込んだり、場合によってはミサイル攻撃を受けて弱体化した在日米軍にとどめを刺すため、
米軍掃討を口実に沖縄に侵攻したりするといったシリオも十二分に考え得る。

要するに、「中ロ軍事同盟」の発足は、日米同盟に頼り切っている日本にとっては極めて重大な脅威となり得る事態なのであり、
日本自身が国防戦略を抜本的に見直さなければならない局面に突入しているのである。

12/1(日) 12:07配信