【露英】有力支援者にロシア軍需産業の元大物、英首相候補のジョンソン氏

クレムリンの中枢と関わりのあるロシア軍需産業の元大物が、英保守党の主要な支援者であるとともに、
メイ首相の有力な後任候補ボリス・ジョンソン前外相の「友人」を自認している。

アレクサンドル・テメルコ氏は、1990年代にロシアの軍需産業で頭角を現し、同国国防相や諜報機関と密接な関わりがあった。
選挙資金記録によると、同氏は2011年に英国の市民権を取得して以来、過去8年間で保守党に
計100万ポンド(約1億3500万円)超と、英国の基準では多額の献金を行っている。

ロイターのインタビューで、テメルコ氏は次期首相候補であるジョンソン前英外相
とは「友人」だと述べ、同氏の首相就任を後押ししていることを明らかにした。

ジョンソン氏とは互いに「サーシャ」と呼び合う関係だという。
サーシャは、ロシアではアレクサンドルのニックネームで、ジョンソン氏の本名のファーストネームでもある。

2019年7月22日 [ロンドン19日ロイター]