一般化しなかった電力用語に『揚地発電』というのがある。
掘った石炭で汽力発電して長距離送電すると送電損失が大きいので、
石炭を京浜地区まで船で運んで、陸に揚げて発電所で使うというシステム。

今では当たり前だが、このシステムを本格構築したのは東京が最初だったりする。
大都会の石炭火力だから最初から環境対策も念入りだし、輸送費のかかる熱効率も高い。

一方で欧州では炭鉱の近くに石炭火力を作って送電するから、環境対策はおざなりだわ、熱効率に関心は無いわで、石炭火力は環境破壊の代表なんです。

だから欧州蛮族(自称意識高い系)は石炭火力を親の敵のように叩くのだ。