ですがスレで話題になってた「抵抗都市」読んできたぞ
日露戦争で日本側が敗北してロシアの属国になった架空の東京(1915年)の話
一言でいうと、読み物と題材は面白いが歴史の作り込みが甘い
・日本海海戦で海軍が消滅レベルで敗北→あれで?日高司令官でもいたのか。せめて黒溝台もあわせて描こうぜ
・日本は帝国を維持するも外交権をロシアに取り上げられる。東京に統監府設置→あの…ロシア、戦後初期の米帝なみにダダ甘じゃね?天皇生かされてるし
・第一次大戦に日本も派兵を余儀なくされてるけど日露戦争後に師団を半分に減らされたまま→総力戦ぇ…
・首相は大隈重信→おい。欧化政策つながりかよ。そこは満韓交換論の伊藤博文あたりもってくればいいだろ
・戦場になった中国韓国へ巨額の賠償金支払い→あー(察し)
・統監府の命令が法に優先されるんでロシア語話せなきゃ仕事少なめに自然となる→おかしい。ロシアが優しいぞ


あーつまり、ロシアを戦後の米帝の代用品とすることで戦後日本を揶揄しようとしたという意図はわかります
ただ、総じてロシアが甘過ぎる。あと英国どうした、という感想が出てきました
あとロシア軍が皇居北の丸にコサック連隊駐留させてるような感じの癖に東京駅完成してる
経済的繁栄はあるみたいだし米帝の言いなりに海外派兵をさせられる自衛隊という構図か?

あ。近代史とかロシアの帝国主義的なやり方を考えなければ戦争で傷ついた主人公による刑事ものとして読めると思いますよ
作者の意図通りに現代と架空の大正の東京を比べてみたりするのもいいでしょう
ただし、よく訓練された架空戦記読者が集うですがスレ的には国境のエミーリャの方が受けると思います。