日本は新世代戦闘機を独自開発できるか?
https://jp.sputniknews.com/reportage/201912166940371/
防空軍博物館の館長ユーリー・クヌトフ氏は、日本は世界の技術大国の1つであるため、
第5世代または第6世代戦闘機を独自開発する能力を持っているが、
防衛分野で米国から独立することは日本にとって非現実的だとの見方を示し、次のように語っている−

「第二次世界大戦中、日本は非常に優れた戦闘機を生産していたが、
その古い手法はほぼ失われてしまった。そのため日本は現在、
同分野の継承性を回復しようとしている。これは達成可能な目標だ。
なぜなら日本の航空自衛隊はF35などの米国の最新戦闘機を装備しており、
この戦闘機を研究して技術をコピーする能力があるからだ(完全にではなく、何らかの改良を加えたもの)。
日本はイスラエルと同じ道を進み、もっぱら日本製の電子機器とレーダーのみを
独自のモデルに加えることができる。だが、日本が米国の支援を完全に拒否することはできないと思われる。」
(中略)
軍事及び政治アナリストで軍事学博士、そして軍事・政治学の専門家でもあるコンスタンチン・シブコフ氏は、
日本は国産の戦闘機生産を発案したのがあまりにも遅すぎたとの考えを表し、次のように語っている−
「日本は長い間、米国製戦闘機のみを使用しており、国内の航空機と対空防空もすべて
米国製であるため、近い将来に米軍基地の巨大なインフラを国産のものに置き換えることは事実上、
不可能だ。」

専門家らは、日本が新世代戦闘機を独自開発することはできるかという質問に対して
異なる見解を示したが、日本が近い将来、米国や他のパートナー国から完全に独立することは事実上、
不可能だという点では一致した。
なお、シブコフ氏は、特に興味深いのは、日本の米国に対する信頼は徐々に失われつつあり、
実際に日本はより独立することを目指していることだとの見方を示した。