【コラム】民主主義よ、生きてはいるのか?=韓国 (中央日報 12/17)
(前略)
民主主義は共生の政治だ。短く振り返っても明確に表れる。 権力者は国会を無力化した。 むだな盲腸扱いをした。
権力でそうしたイメージをかぶせていった。 政府与党が安定議席を占める小細工を使った。 効率性、生産性を掲げた。
第1野党に餅を分けて口をふさいだ。 
しかし結局大統領の権限は減らし、国民が投票しただけ議席を占める方向に走ってきたのが民主化だ。

民主化になったと考えていたが、民主主義が危機という。 国会が何もできない。
肉弾戦を行う「動物国会」でなければ何もしない「植物国会」だ。 国民が最も信じない機関になった。 国会をなくそうという話まで出ている。
まともな精神なのかと思うがそれが世論だ。 苦心して民主化の道を歩んできたが、民主主義はむしろ窒息している。

なぜそうなのだろうか。 まず相手を認めない。 政府与党は野党を清算すべき「積弊」と考える。 野党は政府与党を体制転覆勢力に追いやる。
だから対話ができるわけがない。 大統領の任期半分が過ぎながら清算と場外集会で対立してきた。
教授新聞は今年の四字熟語として「共命之鳥」を選んだ。 勝つために力を入れるが、相手を殺せば自分も一緒に死ぬという意味だ。
政治をなぜするのか。 いくら政権掌握が目標でも国を生かすという包装まで破ってしまってはならない。

政治を戦争と考えるので水も火も関係ない。 競争政党を国政パートナーではなく除去対象と考える。 幼稚な組分け、ファンダム政治に陥った。
味方は何であれ許す。 民主化運動過程の苦労を補償しようとする温情主義が入り込み、自分も気付かないうちに過去の政権をまねる。
真実は隠され、雪合戦をするように勝敗にばかり執着する。 せいぜい民主化して既得権のバトンだけ譲り受けるなら何の意味があるか。(後略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000031-cnippou-kr

一時「日本人が心の底から羨む韓国の民主主義国家」とホルホルしまくっていましたが、当の韓国の保守派はその民主主義がまるで機能しない
祖国の惨状を嘆いていますな。 マァどう見てもあれは民主主義ではなく衆愚主義としか言いようのない代物ですが。