>>540
もし自動報復システム (Automatic Revenge System, ARS) があったとしても、
アメリカ政府は「ARS は、ありまぁす。」とは言わないでしょう。ただ、あの時代、
そしてたぶん今も、アメリカ政府は相手の先制核攻撃で指揮系統を壊滅させられて
敗北することを恐れていた。だから常時B-52に水爆を積んで上空を24時間旋回させておき、
司令部からの通信が途絶えたら直ちに核報復ができるような体制を取っていた。
機体トラブルでそのB-52が墜落したせいでグリーンランドで水爆の落とし物をして
しまったことまである。復活の日が書かれたのはそんな時代。
その後B-52を常時核武装で飛ばすのは剣呑だ、と批判され、時代が大陸間弾道弾の
時代に移ったこともあってB-52を飛ばすのはやめることにしたけど、
今でも核先制攻撃を受けたときのために何らかの報復手段を用意はしているだろうね。