>>932
その泡の消音効果が一番高いのが、音の波長と泡の直径が等しい場合。
音の波長と泡の直径が乖離するほど消音効果は下がるし、波長と直径があまりに異なると
泡を無視して音が貫通してしまう。

で、泡が大きいと簡単に潰れてしまうし、マイクロバブルのような細かい泡だと分厚く
纏う事が出来ない。泡に薬剤を混ぜて潰れにくくする事は出来るし、実施にやってるけど、
分厚い泡の層ってのは要するに途轍もなく柔らかい発泡スチロールみたいなもんだから、
比重の関係で海中で維持できない。固定して貼り付けるわけにもいかんし。

マスキーに効果が無いわけじゃないけど、著しく放射雑音の波長より小さい泡を薄く船体に
纏わせて大きな遮音効果があったら、それは物理じゃなくて魔法の領域。