Geekbench5の結果では、Intel 10nm Tiger Lakeは14nm Comet Lakeから+42%程のIPC向上となっていました。
ポラックの法則が今も正しいとすると、Tiger LakeはComet Lakeの2倍ほどのトランジスタを費やしていることになります。
x86はIPCの向上に力を入れてきたアーキテクチャーなので、実際にはそれ以上のトランジスタを食っている可能性も。
またINTの性能に寄与しない512bit SIMDが大量のトランジスタを食います。
これを14nmのRocket Lakeにバックポートするのは、個人的な考えでは無茶だと思います。
下手をするとComet Lake 10CとRocket Lake 4Cが同程度のダイサイズになりかねません。
Willow Cove?は14nmの2.7倍の密度を持つ10nmだから許されていると見るのが無難です。

5nm Zen4と戦うことになりかねない14nmの主戦CPUが基本Skylakeのままなのかですが、これは競争力的にかなり厳しいです。
何か一つはマーケティングの売りになるものが無くては戦えないので、Cascade Lake-SP/X/Wを落してくるのではと妄想します。
メモリチャネルは一部無効にして2chにするでしょう。
帯域が足りない分はDDR4の高クロック化でごまかします。
一応これならAVX-512を使えて最適化されていればAMDに勝てる可能性があります。