中国初の国産空母、軍事筋「米艦への対応能力上がる」
朝日 12/18(水) 9:30配信

中国初となる国産空母「山東」が17日、海南省三亜で就役した。
中国にとって旧ソ連製を改修した「遼寧」に続く2隻目の空母となり、習近平国家主席が目指す海洋強国に向け
作戦能力を向上させる。
ただ、原子力空母など11隻を運用する米国との戦力差は大きく、さらなる建造には課題もある。
(中略)
「山東」は遼寧を基に設計され、排水量は空母としては中型の約5万トン。 原子力ではない通常動力を採用する。
2013年に着工し17年に進水。 その後、試験航行を繰り返していた。

「遼寧」に比べ甲板面積を広げたほか、搭載可能な艦載機数も24機から36機に増やすなど改良が施された。
ただ、米軍などが用いるカタパルト方式ではなく、自力滑走のスキージャンプ方式となった。

艦載機を加速して発進させるカタパルト方式では重い航空機の運用が可能になるのに対し、スキージャンプ方式は
甲板の先端がそり上がる設計で初速の遅さをカバーするものの、艦載機に搭載できる燃料や武器に限界があるとも
言われる。

中国海軍は当面、「山東」を南シナ海を中心に展開させる考えとみられる。
中国軍事筋は「南シナ海に接近する米国などの艦船への対応能力は飛躍的に上がる」と分析する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-00000015-asahi-int

元々艦載機としてポンコツなJ-15を、カタパルト無しのスキージャンプ発艦ではペイロードや航続距離に著しい
制約が出てしまうし、AEWや空中給油機も搭載できないから、空軍機のエアカバーが期待できる中国沿岸部
ならまだしも、外洋で日米の海軍と殴り合えるような代物では無いでしょう。

弱小国を脅しつける砲艦外交の見せ金としては十分でしょうが。