今年初めに故障したフリゲート艦「大邱」修理完了から1カ月でまた故障 (朝鮮日報 12/20)

推進システム異常で9カ月に渡り修理中だった新型フリゲート艦「大邱」が、修理完了から僅か1カ月で再び欠陥が見つかり、動きを止めた。
3400億ウォン(約320億円)を投じて建造した大邱は今年1月、戦力化してから僅か5カ月で故障が見つかり、作戦に投入できなくなった。 
韓国軍の最新型艦艇すら、相次ぐ故障できちんと機能せずにいるのだ。
防衛産業不正で大変な目に遭ってきた韓国軍内外では、兵器の管理システムが依然として改善されていないという懸念の声が強まりつつある。

韓国軍関係者は19日、「先月初めに東海で作戦に投入されていた大邱で、推進系統の振動現象が見つかった」として「母港に帰還した後、
異常現象の正確な原因を探している」と語った。
新型フリゲートの1番艦に当たる大邱は、韓国海軍の戦闘艦としては初めて推進電動機とガスタービン・エンジンを組み合わせた
ハイブリッド推進システムを採用し、注目を集めた。
従来のガスタービン・エンジンに加えて推進電動機を使用する事により、敵に聞かれる騒音を小さくできる、という事だった。
だが運用の過程で問題点が次々と発見され、推進システムの欠陥により、昨年8月の戦力化以降の16カ月間で僅か6カ月しか作戦に
投入されていない。

韓国軍は、最初に故障が見つかった当時、推進システムの欠陥の原因を「ユーザー運用の不適合」としていた。
大邱が鎮海港に停泊する過程で、水深の浅さを考慮しなかった為、スクリューが海底に接触して推進システムに異常が生じたというのだ。
当時の艦長は、大邱が試験運用を始めた2017年以降、電気モーターとガスタービンがそれぞれ10回も故障したと報告したが、こうした意見は
反映されなかった。
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韓国軍では、今回再び推進システムの欠陥が見つかった事で当惑気味の雰囲気だ。
韓国海軍の関係者は「今回の欠陥が前回と同一部分の故障なのかどうかは確認が必要」としつつ「専門機関と共に正確な原因を究明した後、
引き続き措置を取る予定」と語った。
この様に問題が生じているが、韓国軍は大邱系列の3番艦となる新型フリゲートを建造している。(後略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00080075-chosun-kr