>>738
その辺の根本的な原理が、刑法のバグとまでは行かないけど、国民感情と刑罰の乖離を生んでいる大きな要因になってる気も…。
外道の歌の鴨ノ目武たちで例えても、当の犯人が幾ら拷問にかけても一切苦痛を感じず、財産・親族に手を下しても全く意に介さない文字通りの化け物だったら、復讐屋としての活動も意味が半減してしまいます。
そういう意味では、今の刑法の「責任を取れる人間で無ければ罰の意味が無い」と言う原則も一理あるかもしれません。
しかし、当の有権者が望んでいるのは、「また重大犯罪を犯すかもしれない危険人物を野放しにしない事」なのだから、「責任能力のない犯人」を減刑してしまうのは、火に油を注ぐかのような危険行為となります。
そう考えると、欧州で行われているとちょくちょく言われる、「危険な犯人は現場の判断で積極的に射殺する」対応は、刑法の体系上処理しずらい危険人物への対応法として、案外合理的な面もあるのかもしれません。
一方、射殺の頻度が多くなりすぎると、今度は米国で起きている様な社会問題が出てきてしまうので、痛し痒しな話ではありますが…。