>>729
> で、信濃の場合は公試全力運転を行ってないのだから、そもそもカタログデータの計測が行われてない。
> 実際はどんな不具合あって、あるいは何かプラス要素あってカタログデータの変化があったかもしれないが、それを証明する機会は永久に失われた。

信濃の船体は大和型戦艦の設計図のまま製造されたのだからバルジ有とか船型(水線長、水線幅)は大和・武蔵と同じ
吃水に関しても、信濃は未完でなく少なくとも竣工した状態で海に浮かべて東京湾で最低限の公試運転をしたのだから、
その時点で最低でも軽貨時の吃水は実測されている

また機関も大和・武蔵で使用したのと同様ので建造されたから数ノットも増速できるほどの機関出力の向上の余地はない
(寧ろ、戦中の資材不足や工作精度の低下などで、本来の機関出力が出せなくなってしまっていた可能性のほうが高い)

大和型戦艦の排水量のデータと少しだけ違う値が信濃のカタログデータとして戦後に残されているということは、
その時に実測された吃水の値が大和・武蔵の同条件での実測値と大差なかったという意味だと理解すべきだね
(その実測された条件の吃水の値から、基準や満載といった条件での排水量を計算したと思われる)

信濃は全く実測値がなかったわけじゃない、海に浮かべて公試を実施した以上、何らかの吃水は実測されている
そして船型が既存の艦と同一ならば、他の条件での吃水と排水量とは計算によって高い精度で算出可能だ