だから政府の経済の考え方がいつまでも昭和の成功体験にとらわれすぎなんだよ。
昭和の時代は金利を下げれば、借金を増やして設備投資をしたりしたのだろうが、
今はいくら金利を下げても設備投資はしない。
土地の値段を高くしても、昭和の時代なら今買わないと言って借金をしてでも
土地を購入したが、今はそれならいらないとそっぽを向く。
株を上げたら、昭和のころなら株を担保に借金をして設備投資にまわしたけど、
今はこんなのは水物だとみんな割り切って、せいぜい社長の個人邸宅を
新築するにとどめる。
よって市中に金が回らずに、企業の内部留保だけが増え続ける。
やっぱり吉宗の時代の元文の貨幣改鋳を見習って、政府が直接資金供給量を
増やすしかない。具体的には政府の資産を担保に政府紙幣を発行して、
軽減税率やポイント還元を廃止して、定額給付金を月1万配ればいい。
今は消費税をとっているのだから、この種のバラマキ政策をやる大義名分は
あるはずだ。