ボーイングが開発中の訓練機「T-7Aレッドホーク」の潜在的な輸出先にオーストラリアとセルビアが
浮上したと報じられている。

訓練機「T-7Aレッドホーク」は米空軍の次期訓練機としての採用が決まっており、本機最大の特徴は
グラスコックピット化されたコックピット環境でF-22やF-35といった異なる戦闘機の操縦環境を擬似的
に再現することができる点だ。

この特徴を活かしてT-7Aでパイロットを育成すれば従来の訓練機と同じ基礎的な飛行訓練は勿論、
F-22やF-35の操作環境を擬似的に再現して訓練を行うことが出来るため貴重で高価な実機を使用
した訓練時間の一部を削減することが可能になる。

T-7Aは特にF-35を導入している国のパイロット養成に最適な機種だと言えるが、T-7Aの機体単価は
約1,900万ドル(約20億円)といわれているため既存の訓練機と比較しても価格面で競争力が高く
米国製戦闘機を導入していない国にとっても魅力的な機種と言えるだろう。


T-4後継の具体的な話もなく、やはりこれを買う算段なのか。