米政府から提供を受けた新型早期警戒機E2Dの性能データを漏えいしたとして、警視庁公安部と
航空自衛隊警務隊は17日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反の疑いで、元1等空佐
で防衛商社社員の菅野聡容疑者(58)=東京都府中市美好町=を逮捕した。
 公安部によると、「やっていません」と容疑を否認しているという。

 別の国内防衛商社の社員数人に対し、米側から提供されたE2Dの性能を含む特別防衛秘密を
パソコン画面で示したほか、データをUSBメモリーで譲り渡した疑い。 

 公安部によると、菅野容疑者は当時、航空開発実験集団司令部の計画課長で、部隊配置や運用など
を担当。商社社員とは以前から付き合いがあったという。商社社員は特別防衛秘密の認識はなかった
とみられる。
 半年後にE2D製造元と競合する米国メーカーにデータを渡したことから、米政府に通報され発覚した。
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おそまつやな