防衛装備をベトナムに輸出 首相、訪問時に協定署名へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64947190T11C20A0PP8000/

 防衛省は2018年12月に発表した新たな国防戦略で「領域横断作戦」の発展を打ち出し、宇宙・サイバー・
電磁波領域における作戦能力が「領域横断作戦」を支える鍵であり、従来型作戦能力向上の新たな
推進力になるとの見方を示した。
 新年度概算要求では「領域横断作戦」能力を中心とする関係経費が2兆7000億円と、概算要求総額の
5割近くになっている。
 「領域横断作戦」能力強化の鍵は領域横断的な一元的指揮統制能力にあり、これは衛星等を利用した
通信・誘導・測位等のシステムに大きく依存する。今回宇宙指揮統制部隊の新編を打ち出したのも、これに
関わる難題の解決を加速することが目的だ。
 日本はまた、自衛隊の防衛装備の技術開発を一元的に管理する防衛装備庁に、宇宙作戦に関わる
プロジェクトの推進を担当する「宇宙事業管理班(仮称)」も新設する計画だ。
 新年度概算要求では、米国に要員を派遣して電子戦運用幕僚課程で電子戦の指揮統制能力を学んだり、
米軍の実施する電子戦シンポジウムに参加するための経費を計上した。
 また、米空軍の実施する「Space100」等の課程や宇宙戦に関する多国間机上演習への参加に要員を
派遣するための経費2億円も計上した。
 概算要求では、陸海空自衛隊の統合電子戦演習の実施も初めて打ち出し、電子戦を背景に取り入れた
英日海軍統合図上演習に参加する計画だ。
(「人民網日本語版」2020年10月15日)