中国潜水艦はこうやって狩られる:P-8Aの役割は大きい
https://aviation-space-business.blogspot.com/2020/01/p-8a.html
SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射してからの迎撃が困難なことから、
より賢明な対応策は「中国SSBNがSLBMを発射する前にこれを撃破すること」という結論が出る。
ポセイドンはSSN攻撃型潜水艦と協調しながらのSSBN狩りに最適な機材のようだ。
P-8の移動速度時速564マイルはP-3オライオンより相当高いが、燃料タンク6基の追加で
ポセイドンは広大な海洋上を移動し、脅威対象を捜索できる。
海軍によればポセイドンは連続10時間の哨戒飛行が可能で1,200カイリを対象にできるという。
長時間飛行に高速移動が加わったポセイドンは中国SSBNを広大な海域で見つけ出す機能で優れている。

P-8Aはボーイング737-800の海軍仕様で、魚雷やハープーンを搭載し、ソノブイ129個の他、
空中給油で長距離飛行が可能だ。大深度まで潜水艦を探索し、各種攻撃手段が利用できる。
高高度からソノブイを運用するP-8は敵の水上攻撃や小舟艇の集中攻撃から安全に運用できる。
その他のISR機材や無人機と異なり、ポセイドンは敵潜水艦の探知にとどまらず、攻撃撃破まで可能だ。
AN/APY-10探査レーダー、MXシリーズ電子光学赤外線カメラで水面を探査する以外に
ソノブイをパラシュート投下し潜航中の敵艦を各種深度で捕捉できる。また対潜作戦に加わる各種装備の
ネットワークで「中継点」となり水上艦、無人水上艦艇、無人機の海上探査センサー、潜水艦を結ぶ。
相互に接続した対潜ミッションの実際でポセイドンはアクティブ電子スキャンアレイ、合成開口レーダー、
地上移動標的捕捉機能をフル活用する。
SSBNsの行動が制約されれば、中国は潜水艦発射ミサイルによる核攻撃が容易にできなくなる。
その意味でポセイドンは水中、空中の核抑止力を結ぶ存在だ。ポセイドンは中国SSBNsを追尾する
米水上艦、潜水艦に重要情報を提供する一方、核抑止力を強化する役割も果たしている。
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>高高度からソノブイを運用するP-8は敵の水上攻撃や小舟艇の集中攻撃から安全に運用できる。

低高度では運用しないの?