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> 大型機による攻撃は、命中率が低い  

ところで戦後の後知恵もいいが、戦前はどう考えていたのか? そういうのも考察すると良い

昭和15年9月の横須賀航空隊レポート「艦隊戦闘における雷撃と爆撃との比較並びにこれの適用に関する研究」
によると威力の大きい雷撃も良いが、大型機・陸攻による水平爆撃が有利としていた。 
 「一式陸攻戦史」佐藤暢彦著より

理由は
 大型機は複数の爆弾が搭載可能で、一回だけで無く、何回でも繰り返し爆撃できること。
 また練度が高ければ高い命中率を発揮できる。

これを米艦に対して実施したのは、1942年2月4日のガスパール海峡航空戦(米巡ヒューストンへの空爆)
当時優勢だった日本軍は計60機の陸攻隊で米艦隊を空爆。敵戦闘機なし

高度三千mから爆撃したが命中弾なし。米艦隊の高角砲の威力・精度は物凄く、参加した陸攻全機が被弾損傷。
高角砲弾により死傷者多数。不時着時に大破して搭乗員の全員が死亡した機もある。

 横須賀航空隊レポートのように上手く行かなかった理由は、米艦隊の高精度な高角砲射撃を知らなかったことによる。
 陸攻隊は空爆のために一回接近しただけで大きなダメージを受けた。反復攻撃など問題外だった