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「この動画を見てくれ。でもアカウントを削除されるから、メッセージアプリ『WeChat』でシェアはしなくていい。
私もアカウントを失った一人だ。」
「これまでにいくつかの病院へ行ったが、医療関係者にインタビューはできていない。
彼らが当局から取材に応じないよう命令されているからだ。」
「マスクなどの医療用キットの支援はあるが、それが必要な人たちに届いていない。
警察官に『病院用のマスクをくれ』と言われたボランティアもいる。とにかく現場はパニック状態だ。
医師が足りないんだ。
新病院の建設に携わっている労働者の目は真っ赤で毎日2〜3時間しか寝ていないと言う。」
「1月29日に武漢の病院に行った。人はあまりいなかった。何故かって? 感染者は家に閉じ込められているんだ。
それに病院に行ってもベッドがないとわかっているから行かないんだ。」
「タクシー運転手は、武漢では12月中旬頃からウイルスの感染者がいたと言っている。
だから彼らは『武漢の市場には行くな』と早いうちから言っていた。
でも当局はウイルスなどないと言い張った。相手が物凄い曲者であることも知らないでね。」
「病院で待つ人の列に並んでみたが、病院の外では数日間診察してもらえないで号泣している人もいた。
みんな診察してもらえないから5〜6の病院を回っているんだ。熱があって咳をしていてもね。
でも武漢市の人口は1100万人で、1つの病院に配られる検査キットは数百にすぎない。医療関係者にも必要だから、患者に回ってくるのは本当に少ないわけだ。
検査をしてもらえるのはほんの一握りだ。咳をしているだけじゃ、検査キットは使わないんだ。
だって数がないんだから。容態が悪くなってどうしようもなくなって検査して、命を救えるのか疑問だよ。」
「ある40代の男性は泣きそうになりながら、熱と咳が出て1週間になると言っていた。彼の兄も義母も熱がある。
でも武漢市が封鎖される前、彼は大勢の親戚と夕飯を食べて友人らとマージャンをしたらしい。
彼はもし自分が感染していたら、家族らはどうなってしまうんだろうと心配していたよ。」