習近平氏の北京視察伝えた直後に「武漢へ行け!」 人民日報、アプリ配信で巧妙批判か
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マスク姿で北京市内の施設を視察する中国の習近平国家主席=10日(新華社=共同)

 【北京=西見由章】「武漢へ行け!」。中国共産党機関紙、人民日報が通信アプリ「微信」に配信した記事の見出しが国内外で注目を集めている。
習近平国家主席による北京視察を伝える記事に続いて、別記事のこの見出しをアップしたためだ。
新型コロナウイルスの感染対策で「自らの指揮」を強調する習氏が、いまだ被害が深刻な湖北省武漢を訪れていないことへの巧妙な批判ではないかとの憶測を呼んでいる。

当局の厳しい言論統制を受ける中国メディアは、ときに巧妙な手口で権力を批判する。
昨年7月に天安門事件で民主化運動の武力弾圧を主張した李鵬元首相が死去した際、中国紙の北京青年報は1面で訃報記事の下に花束を受け取って喜ぶ学生たちの写真を掲載し、物議をかもした。
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