PN100超えの超ハイオクもそうだし、
100オクタンのガソリンですら、
「昭和14年」以降、アメリカから禁輸喰らって、
実験機用に少量確保するならまだしも、
実戦部隊に潤沢に供給出来なくなったのが、
日本のお粗末な実情。

こんななか、航空ガソリンの標準を
87オクタン→100オクタン切り替え計画を、
海軍も陸軍もどう「クイックに訂正」したのか、
勿論、興味がある部分である。
雷電11の火星1xシリーズは、87オクタンが標準だし。
初期開発の時期の様相に一致するわな、そりゃ。

昭和16年段階で、100オクタン前提で誉設計させるのだから、
海軍航空本部の連中の科学リテラシーはそんなモノ、
とは言える。
水メタ、91オクタンで100オクタン相当の運転を、との研究、
先行してたのは、中島でなくて三菱らしいしね。