>>339 それ単に疾風と比べるから軽く見えるだけでは…プロペラ小さいのに地味に紫電より重いんでコイツ…

碇義郎の「戦闘機 疾風」に加重試験の様子が書かれてるけど、本来陸軍からどうせ10.8Gで良いよって言われててその仕様で設計したんだ
いざ試作機が出来上がると全備重量を大幅に超過したのにもかかわらず、10.8Gはおろか12G超えても壊れる気配なかったんで、それ以上は台座ごと崩落の恐れがあって、取りやめたという…
倍率は違えどいつかの新鋭液冷機を彷彿させるエピソードがあってだな
折からの大幅重量オーバーもあってバンザーイな雰囲気では無かった(ホッと撫で下ろしはしたが)
加重安全係数1.8として7Gなんてのは対Gスーツも着込んで無い人間、それも促成パイロットなんぞ、ものの数秒で視界失って、そのあと長くないうちに失神するレベルなんだからさ…
マスタングも米基準じゃなくて英基準で軽量化したH型で数百キロだか大幅に軽くなってるんだよな
むしろ垂直方向荷重にいくら耐えられますダーよりも高速時に外板が受け持つ動圧対策の為に外板厚くした方がよっぽど大事なんだ
零戦五二型甲は400ノット降下には0.7mm厚で動圧対策済ませてるんだが、パワーダイブの鬼ことP-47なんかはそれだけで1.6mm近くあるんだと ここまで来ると現代の大型ジャンボ機匹敵レベル