2次上海以降中華と全面戦争になってやっと日本は戦略方針の策定に掛かる。
どうやって中華の戦争を終わらせるか、これを目的としてね。
大動員掛けて兵力でなんとかならんかとやってはみたが、
何ともならず負担だけが圧し掛かってきた。
そして一時動員を解除して次の手を考える。
つまり中華を屈服させるには、満州朝鮮の兵力を転用する事と援蒋ルートの遮断が必要。
だからまずソ連と戦争してこれに勝利して兵力転用を可能にする。
その兵力で英仏と戦争して援蒋ルートを断ち、その後中華へ兵力を向けてこれを屈服させる。
米が絡んでくるなら海軍が相手して時間を稼ぐ。

これが当時の陸軍で考えられていた支那事変解決の方策。
米英仏ソを屈服させるとかそんなことは考えていない、あくまで主眼は中華。
中華を屈服させれば米英仏は戦争目的を失う、講和は出来ると考えていた。
それを好き勝手にやってぶち壊したのが海軍。