>>881

大和の船殻の隔壁などに割り当てられた計画時の鋼材重量が過少で
水密や構造強度が不足するので、重量超過を偲んで詳細設計の責任者の裁量で
板厚を増加させたが、それでも実戦においては不足した
水雷防御や砲弾防御を有効に行うには直接被害を受ける装甲だけでなく取り付け構造や
背後の船体にも十分な強度を与える必要があった
と牧野技師は反省しているね

まあ装甲厚が過大だったと見直して、水平防御の200ミリは190ミリ、舷側410ミリは390ミリに減らして
その浮いた重量で機関部の艦底を3重底にしたとか信濃では改善はしてるんだけど
大和には間に合わなかったね。

大和や武蔵の水雷被害では横傾斜した時に乾舷が減った舷側の底部のバルブを開いて
注水を行なっても海水の流入速度が不十分とか傾斜のため注水区画内を満水にできないために
傾斜復元が予定より少なかったのが問題
そのために無理やり外側機関室の復水器の取り付けネジを外して注水した。
要するに傾斜の復元に関していえば、電動海水移送ポンプを両舷に複数新設して
反対舷への水密区画にポンプで区画満水まで注水するような管系を追加工事するのが
よかったのだろうか。
中甲板の舷側近くに25ミリ鋼板で囲ったデーぜる発電機+電動ポンプ室を設置して
41センチ舷側装甲に沿ってバルジ内に水輸送パイプを導いてバルジ上部の空所で前後に分岐させてさらに
舷側水密区画にそれぞれポンプで送った海水を注水できるようにする
パイプは露出しないように25ミリ鋼板で囲うとかする
工事量が多すぎで比島海戦までに間に合いそうにないかも