宇宙における生命?どのように生まれたのか、そして命の星はいくつあるのか
ttps://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2020/6688/
>宇宙の中で非生物的な現象から生命が誕生したことについて、これまでで最も現実的なシナリオを見いだしました。
>生命科学と宇宙論という、これまでほとんど結びつきがなかった二分野を組み合わせ、インフレーション宇宙という広大なスケールで、
>生物的活性をもつRNAが非生物的に誕生する確率を初めて計算しました。
>宇宙は十分に広く、生命は非生物的な過程から自然に発生しうることを示しました。一方、このシナリオが正しければ、
>地球外生命を我々が将来発見する確率は、極めて低いと予想されます。

今までは、生物を作り出すようなメカニズム(自己複製するRNA)がランダムに誕生する可能性はないだろうと考えられていたのが
インフレーション宇宙の星の数を考えると「めっちゃ母数が多いので完全ランダムでも生命発生がありえる」方程式を出したんだそうな。

>もちろん、活性を持つRNAができればそれで生命の誕生と言えるのか、あるいは原始地球に存在したヌクレオチドの数など、不確定な要因は他にいくつもあります。
>しかし今回の方程式において、「インフレーションによる宇宙の広がり」と「生命誕生に必要なRNAの長さ」には特に密接な関係があります。
>数学的にどちらも指数的、つまりねずみ算的な性質を持つからです。その他の不確定要因は、
>仮に一万倍あるいは一億倍で間違っていたとしても、上記の結論にほとんど影響しません。
>
>このように、生命誕生の確率が想像を絶するほど低いとしても、実は、我々の知る観測や実験事実と何ら矛盾することはありません。
>我々は、ごく稀に生命が発生した惑星において、知的生命体にまで進化し、生命の起源について考察しているわけです。
>生物学の研究によれば、地球の全ての生命は、たった一つの単細胞生物から進化したと言われ、
>地球の歴史上、生命の発生が複数回起きたことを示唆するものはありません。そしてもちろん、我々は地球以外に生命の存在を知りません。

「神」を想定する必要がなく、超絶大量のサイコロ振ってりゃ生き物できる環境整うっすよというお話なわけだ。