朝鮮戦争時、米軍の戦闘機隊を悩ませたのはMiGー15が有名だったが、もう一つ、思いもよらない機体があった。
それが1928年に初飛行した木製布張りで二人乗りの複葉機、Poー2である。
エンジン出力は110馬力、最大速度は約180キロ、総重量870キロと
軽自動車に翼を付けた様な代物で、スペイン内戦では共産側に供与されて闘い
ソ連のポーランド侵攻時に連絡/偵察/観測と活躍したが、独ソ戦が勃発すると低性能が故に瞬く間に陳腐化してしまった。
それでもソ連は大戦中、最後までしぶとくこのカモメを運用し
大祖国戦争で活躍したこの小さな英雄は、現在、ロシアの博物館にひっそりと
しかし、誇らしげに展示されている。
そのPoー2を北朝鮮は貴重な第一線機として朝鮮戦争時に運用した。
もちろん、昼間の飛行は自殺行為なので出撃は夜半に行われた。
夜な夜な毎晩、駐屯地の米兵が寝静まった頃合いになると、何処からともなくPoー2が襲来し爆音で安眠を妨害するのである。
米軍はこの嫌がらせに睡眠不足に陥り、ベッド・チェック・チャーリー(ベッドをチェックする敵兵)と呼んで閉口していた。
続く
しょうもない知識を披露するスレ 第40幕
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282名無し三等兵
2020/03/14(土) 03:58:49.21ID:Kk3h2BQB■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
