>>677
WW2時のソ連には、アメリカからレンドリース兵器として相当数のジープが送り込まれていた。
だが、残念ながら援助兵器、アメリカ軍最前線部隊と比較して旧式のものが送られるのは自明で、
ウィリスやフォードの数が揃わない分、バンタムなど二戦級のクルマが入るのはやむを得なかった。

時は過ぎ、東西冷戦時代も末期に入ると、アメリカはじめ西側各国のジープマニアの間で、
「鉄のカーテンの向こうにはまだ生きている旧式ジープがあるらしい、何とかして買えないか?」

ブレジネフ政権時代まではソ連に入国した中でも数少ない、地方を見ることのできた外国人から、
「xxでバンタムを見た」「○○では軍用ハーレーを見た」などの情報があったのだが、
それを買おうと思ってもマニア相手じゃ超石頭のソ連当局が相手ではほぼ不可能に近く、

ゴルバチョフ政権からソ連崩壊後、それっとばかり西側マニアがドルを片手に買い付けに走ったのだが、
さすがにレストアベースになりうる車両は残っていなかったとか・・・。