>>574
まともな工業基盤すらまだなかったのにいきなり
戦闘機用ジェットエンジン開発を
やっちゃったのが60年代の中国なんだよ。
まぁ中ソ対立だからしょうがないと言えばしょうがないんだが。

中国は1964年からWS-6という当時世界のどの国にも存在しなかった
出力122kN(F-4CのJ79-GE-15が76kN、F-106のJ75-P-17が109kN)の
戦闘機用ターボファン(当時の戦闘機は米を含めまだターボジェット時代)を
開発しようとした。
1968年に最初の試作品ができて、1974年には
123kNを達成したが、延々と実用化できなかった。


1981年には実用化の目処が立たないWS-6の代わりに
MiG-23用の出力122kNのR-29-300を
コピーしようとしたが、これも失敗。
R-29-300は1967年に開発されたR-27-300の
改良型で、出力はWS-6と同級。

ソ連のSu-27用のAL-31と比べると一世代前の
単純なターボジェットエンジンだったが、
当時の中国にはそのエンジンのコピーすら不可能だった。