まずは若年層から見ていきます。未成年0-9歳の患者は全体の0.9%、死亡例ゼロです。10-19歳の患者は全体の1.2%、死亡例は1例のみ(死亡率0.2%)。
以上よりやはり既知の報告通り、若年者は発症しにくく死亡率も非常に低いことが分かります。50歳未満の死亡率で見てもどの年齢層でも0.5%を切っています。

中高年の死亡率については、50代で1.3%、60代で3.6%、70代で8.0%、80歳以上で14.8%。

性差は、男性の死亡率が2.8%に対して女性は1.7%とやや低め。

地域別では、湖北省の死亡率が2.9%、湖北省以外の死亡率が0.4%。

基礎疾患については、基礎疾患なしの死亡率は0.9%。基礎疾患ありでの死亡率は、高血圧で6.0%、糖尿病で7.3%、心血管疾患で10.5%、慢性呼吸器疾患で6.3%、癌で5.6%。

重症度は、軽症80.9%、重症13.8%、Criticalが4.7%。軽症、重症例は当然ながら死亡例はゼロですが、Criticalでの死亡率は49.0%