今の所は

日本…機動戦の理論はドイツ仕込みで開戦前も開戦後もほぼドイツの真似
・独軍より機械化が遅れている部分は人力、火力が劣っている部分は擲弾筒や夜襲で無理にでも補う
・欧米と違いWW1の歩兵による大規模浸透戦術の影響力がずっと残り続ける

イギリス…開戦まではフラーのWW1末期の機械化突破理論からほぼ変わらず
・突破正面は狭い
・歩兵戦車と砲兵火力でWW1流の突破、巡航戦車で突破後の機動
・突破後に機動を助ける火力支援は爆撃メインだが、ドイツ程の定見が定まっていない
・ドイツと違い突破後に機動する部隊は巡航戦車ばかりで、自動車化歩兵や突撃砲のような戦車以外の支援を欠いている
・機動は敵野戦軍の包囲殲滅が最終目標でドイツとほぼ同じ
・実戦ではこのフラー理論は実用的では無かったので挫折、結果的に戦争後期はドイツの後追いでドイツ流そっくりに

アメリカ…不明
・イギリスと違いフラー理論の影響を良くも悪くも受けなかった
・そもそも平時の予算が少なかったので研究が進まず、まともな機動戦教義が体系化されていなかった
・パットンやチャーフィーは理論家というより現場の指揮官で、仮に彼らが理論を書いても採用されなかった
・予算が増えて来た所でフランス敗北を機にドイツ流に着目し研究、戦争後期はドイツ流そっくりに

といった所で、一言で言えば日米英はどこもドイツの後追い、かつマイナーチェンジといった認識です(推測含む)
この認識が誤っていて、ドイツの後追いではない、あるいはここの認識が誤っているという部分があったら
是非是非ツッコミをお願いしたいです