「歴史的にみると、今の韓国は最強」。毎日新聞外信部長で『反日韓国という幻想』を上梓した澤田克己氏は語る。
経済協力開発機構(OECD)によると、購買力平価で比較した2018年の実質国内総生産(GDP)は世界12位で、1人あたりでは日本を抜いた。
サムスンやLG、現代自動車といった世界展開する企業もあり、潘基文(パン・ギムン)氏が国連事務総長を務めるなど国際機関で活躍する人材もいる。
最近では、映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞で外国語の映画として初めて作品賞を受賞した。
数十年前に今の韓国を想像した日本人はほとんどいなかっただろう。

(中略)
 また、本著では、日本と韓国でともにベストセラーとなった『反日種族主義』を、進歩派への強い敵意のもとで生まれた著書で、史料の一方的な解釈が目立つと批判している。
特に、東南アジアの慰安所で働いた朝鮮人男性の日記については、良い状況だけを取り上げて悪い状況には言及していないのだ。
詳細は本著を読んで、各自で検証していただきたい。

 日本が韓国を理解できないだけでなく、日本国内での韓国への評価も大きく分断されている現状も本著は示す。
日本の若者にとって今、韓国は「あこがれ」の存在となっているというのだ。『冬のソナタ』を契機に起きた第一次韓流ブーム、K-POPが注目された第二次韓流ブームと異なり、
現在到来している第三次はSNSにより化粧品や食品が人気を呼ぶデジタル時代ならではのものとなっている。
話題を集める場所もこれまでのマスではなく、女子中高生といったピンポイントとなっている。

 これに対し、中高年の男性が「嫌韓」と言われるようなヘイトスピーチをネットに書き込み続ける行動も起きている。
ヘイトスピーチは若者が憂さ晴らしのために行っているのではなく、定年退職後の男性がウェブ上で嫌韓的な言動に触れ、
そうした考えに染まっていってしまっていることが多いと指摘する。
「中高年以上の日本人が『上から目線』を捨てきれないのではないか」と本著で分析している。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200309-00010002-wedge-kr&;p=1

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