米、極超音速兵器を実験 ハワイで打ち上げ「成功」
2020/3/20 23:32共同通信社
【ワシントン共同】
米国防総省は20日、ハワイで海軍と陸軍が合同で極超音速ミサイルの導入に向け、ミサイルの一部を構成する飛行体の発射実験を行い、成功したと発表した。
飛行体は音速を超える速度で目的地点まで到達したという。
この飛行体は2017年10月に実験を行った後、改良を続けていたもので、今回の実験で詳しい飛行データを収集した。
国防総省は声明で「2020年代半ばまでの実戦配備という目標に向け、大きく前進した」と強調した。
エスパー国防長官は今月、「数年以内にインド太平洋地域に配備したい」と表明した。

米国防総省、極超音速ミサイル実験に成功と発表
2020年3月20日 23:29 
【3月20日 AFP】
米国防総省は20日、敵側の防衛システムを上回る能力を持ち得る兵器である極超音速ミサイルの実験に成功したと発表した。
同省は試験用ミサイルが指定の着弾地点まで、音速の5倍(マッハ5)を超える極超音速で飛行したと発表。
ジョニー・ウルフ(Johnny Wolfe)中将は「きょう、われわれは設計を確定させ、極超音速の攻撃能力の配備に向けた次の局面に移る準備が今や整った」と述べた。