>>47
小口径の弾は銃口より太く、外側を柔らかい金属で作って
それがライフリングに食い込む事で弾に回転を与える
ところがマカロフ用の銃の銃口とパラベラムの弾の直径は
ほぼ同じなので、これでは回転を与える事は出来ないし
弾を押し出す火薬の燃焼ガスもライフリングの溝部分から
漏れてしまい、まともに弾がとぶとは思えない
一方、大口径砲の砲弾は外側が硬い材質でライフリングに
食い込むのは無理なので、砲の口径より弾の直径は小さい
しかしそれだとライフリングで弾に回転を与えられないので
柔らかい金属のバンドを弾に巻き部分的に直径を増す事で
代わりにしている
独軍の75mmのバンドの直径はソ連軍の76.2mmのそれより
0.5mm細いだけ、一方、マカロフとパラベラムの差は
>61で分かる様に0.27mmと、直径比だとかなり大きい
(マカロフの9mmは口径、パラベラムの9mmは弾の直径
 呼び径をドッチにするかはメーカーや国によって異なる)