重量3.2キロ、総ページ数1328! 
花嫁の欲望を解放させる最強の結婚ブートキャンプ『ゼクシィ』を、君は真面目に読んだことがあるか
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2003/19/news092.html
重量およそ3.2キロ。あまりに重いので書店の店員さんが手提げ袋を二重にして持たせてくれた。
にもかかわらず値段は1冊300円。タダで配っているのとほとんど変わらない。
総ページ数1328ページ、しかもその内容の全部が「結婚とその周辺情報と
ブライダルビジネスの広告」で占められている雑誌は、どのように成り立っているのか?
奥付に列挙されている個人の名前は、ざっと333人(数えた)。
通常の雑誌であれば、10人も編集者がいればそこそこ大所帯というスケールなのに、
3.2キロの雑誌を毎月刊行するには、かくも恐るべき人海戦術が必要なのだ。

ここからようやく雑誌を最初から読み始める。表2(表紙をめくった裏面のこと)の広告は
カタログギフト形式の引き出物。なるほど、引き出物の広告という広告のジャンルがあるのか……
と次のページをめくると、またしてもブライダルアイテムの通販専門店の広告。さらにめくってもまた広告。
その次の目次(ページ数でいうと9ページ)を見て、またしてもおれは驚いた。
そこには「ゼクシィは4冊読めば安心です」という見出しが書かれた、大きな囲みが載せられているのである。
つまりゼクシィは「4カ月購読すればそれでお前を一人前の花嫁にしてやる」と言っているのだ。
まさにブートキャンプ、海兵隊の訓練もかくやという言い切りである。