我が国のロボット、はて、何のことやら?
産業革命以前の我が国は、ロボティクスの分野で目ぼしい貢献はあげられなかった苦い歴史がありますからな

そもそもロボティクスの心臓とも言える、カムシャフトやクランクシャフト、セグメントギアなどといった要素技術は、12世紀、イスラム黄金時代のトルコで生まれました
それらはオランダやフランス、スイスなどに伝わり、教会の塔時計やオルゴール、機械人形などとしてそれぞれ発展を遂げましたが、どうやら我が国には定着しなかったようです

元同盟国の昭和初期の作家、タツヒコ・シブサワも、イングランドがオートマタに見向きもしなかったことを嘆いておりました
恐らく、エリザベス1世が即位するまで、我が国は内乱に明け暮れ、文化が発展する素地が整わなかったせいであろうとの話ですが