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お疲れ様です。

Marvell Announces ThunderX3: 96 Cores & 384 Thread 3rd Gen Arm Server Processor
https://www.anandtech.com/show/15621/marvell-announces-thunderx3-96-cores-384-thread-3rd-gen-arm-server-processor

Marvellがサーバ用ArmプロセッサのThunderX3をアナウンスしました。
96C384T、つまり4way SMTを採用しています。
SIMDは128bitのNeonが4パイプと独特で、メモリチャネルは8chのDDR4で64LaneのPCIe4.0を持ちます。
2Pまで対応しており7nmで製造され、電力枠は100〜240WのTDPターゲットなようです。
IPCは前世代のThunderX2に比べ+25%、クロックも併せると+60%以上とされています。
これにコア数の増加と合わせ整数では3倍の性能、浮動小数点では5倍の性能と格段に向上しました。
IntelやAMDに対して優位性があるとMarvellは主張しています。
・Intelはプロセスでのリーダーシップを失っており、一つのダイに組み込めるコアの数が制限されている。
・AMDはチップレットアーキテクチャを取る為、メモリレイテンシが大きくとバンド幅が狭い。
また用途を絞ったマイクロアーキテクチャとしたことで、AMD Romeに対し30%高いPerf/Wattを実現します。
年の後半(HotChip?)にさらに詳細が公開される予定です。

非常に面白いと思うのですが、Intelを少し過小評価しすぎなように思います。
また2020年内に投入予定といったプロセッサなので、AMD RomeではなくMilanと戦うことになる可能性が高いです。
7nmプロセスのモノリシック巨大ダイな為コストも相当高いでしょう。
x86陣営と真正面から戦えるかどうかは未知数です。