ハリウッド映画「TOKYO-172」

あらすじ
これは真実の物語である
2020年1月、中国の武漢では後でコロナウイルスと言われる感染症が蔓延していた
1月の終わりの春節になってその感染は中国全土に、そして世界に静かに広がっていった。
2月に入ると中国で感染爆発が起こり中国政府は全土を封鎖した。
しかしアメリカや欧州では感染者が現れず、SARSのように中国で感染がやむだろうと思われていた。
しかし3月になると、まずイタリア、次にスペイン、ドイツ、フランスと次々に感染者が増え
ついにはアメリカで感染爆発と医療崩壊が始まった。
そして東京では2020年のオリンピックの延期が決定された。
 その頃、アメリカの結核学者のジョージは、コロナの感染者が多い国と少ない国に注目していた。
欧米よりも中国人旅行者が多かった日本での感染者が極めて少なく
逆にイタリアとアメリカは2日で倍のペースで感染者が増えていた。
ジョージはこの違いはBCGの接種率に原因があるのではないかと考えた。
そしてチームを組織し、どのBCG株が有効か調査を開始した。
そしてついに日本のTokyo-172株がコロナに有効であることがわかった。
ジョージは政府に掛け合い米軍機で在日米軍基地に飛び、日本の結核研究所に向かった。
そして結核研究所のいる知人の井上にTokyo-172の増産を願い出た。
しかし井上は首を横に振った、小児用に少量しか生産してないTokyo-172を
短期間の間に何十億人分も生産するのは無理だというのである。
ジョージは、アメリカ政府にも協力させるからと井上を説得した。
井上は決心し日本政府にBCG増産を申し入れた、意外なことに日本政府はすぐに快諾し
日本中の医薬品メーカの技術者が集められBCG Tokyo-172株の増産と、BCGスタンプの増産が始まった。
Tokyo-172は全世界に配布され、コロナウイルスは撲滅された。人類は救われたのである。
1年後、2021年東京オリンピックに、ジョージと井上の姿があった。
このオリンピックが開催できたのも、彼らの活躍の結果であったとは観客は知らない。