KAI、KF-X試製1号機来年出庫…威容を正す韓国型戦闘機
https://www.mk.co.kr/news/special-edition/view/2020/04/389069/

現在、KF-X事業は主翼、前方・後方胴体の組み立てなど試作機(性能確認のための開発用航空機)を製作する段階に入った。
KF-X試作機は計6機製作される。

KFX開発にはエンジニアリングシミュレーターが積極的に活用されている。

エンジニアリングシミュレーターは航空機に搭載された制御法則機能を点検し、追加される機能の実演とテストを通じて試作機に
適用する前に事前補完・改良を行う装備である。

実際の航空機と同じ条件を提供するシミュレーターには、HUD(Head Up Display)やHMD(Head Mounted Display)などの航空技術が適用される。
これを通じて、操縦士が飛行任務に集中できるようにしたのだ。

KF-Xは来年、最終組み立てを終えた試作1号機が出庫される。 今年下半期、最終的な組立に乗り出す計画だ。
完成した試作機は多様な地上試験を経て、2022年上半期の初度飛行を行うことになる。

試作機が初飛行に成功すれば、韓国は超音速戦闘機を独自開発した航空先進国の仲間入りを果たすことになる。
KF-Xは設計検証過程を経て、2026年開発完了を目標にしている。

KF-Xは、開発初期から独自に性能を改良できるよう、飛行制御コンピューターと任務コンピューター、AESAレーダーなどの
核心航空電子装備を国産化・開発している。

武装能力は1段階(2015~2026)空対空能力の確保、2段階(2026~2028)空対地能力の確保で推進される。
開発が完了すれば、空中優勢の確保はもとより、地上への精密打撃が可能な核心戦力として運用される見通しだ。