そういえばスポイラー話で思い出したのでもう一つ。
陸自のLR-1(三菱のMU-2)の元パイロットの人曰く、「操縦スポイラーは操作時に揚力が純減するので片肺着陸のアプローチが結構怖い」らしい。
エルロンは片側を上げる(揚力減)と反対側が下がる(揚力増)んだけど、スポイラーは片側だけが効くので速度と推力がギリギリだと肝が冷えるとか何とか。

あと補助エルロンか水平尾翼の差動で補助しないと「小舵が主翼境界層にマスクされて全く効かない」特性も生えてくるらしい。
「ハンドルを片側に勢い良くガツンと叩き込んで即座に逆方向へ切り返す」操作で着陸アプローチ時の水平を微調整するとかで、
たまたま後席に便乗してた別機種パイロットの人が愕然としてたそうな。あとは「操縦桿に掛かる力が一定領域でマイナスになるのをバネで補正」してるとも。