一週間ほど前の記事ですが、興味深かったので引っ張ってきました。

NYはなぜ新型コロナの犠牲者が突出しているのか
猪瀬聖 | ジャーナリスト
4/3(金) 0:15
https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20200403-00171163/

新型コロナウイルスの感染者数、犠牲者数ともに急増し、世界で最も深刻な状況となりつつある米国。
中でもニューヨーク州は、感染者数が中国全体の感染者数を上回り、死者数も2千人に迫るなど、
今や世界一のホットスポットだ。なぜニューヨークはコロナにこんなにも脆弱なのか。
キーワードは「貧困」と「肥満」だ。
(中略)
市保健精神衛生局がこのほど作成した「感染マップ」
https://rpr.c.yimg.jp/im_sigggv4LQOC5tGkEZ2LRXoyqLQ---x800-n1/amd/20200403-00171163-roupeiro-001-3-view.png

色の濃淡は、実は、住民の所得差をほぼ反映している。
色の濃い地域、つまり感染者数の多い地域はおしなべて住民の平均年収が低く、
逆に色の薄い地域、つまり感染者数の少ない地域は、住民の平均年収が高い。
両者は完全に一致しているわけではないが、相関関係は高い。
(中略)
・真っ先に自宅にこもった高所得層
・命がけで地下鉄に乗る貧困層

肥満と密接な関係
糖尿病も心血管疾患も、肥満が原因となる場合が多い。米国では成人の約4割が肥満で、
肥満は国民病とも言われている。また、肥満人口は低所得層、貧困層に偏っており、
貧困と肥満は互いに密接な関係だ。つまり、ニューヨーク市の低所得層、貧困層は、
新型コロナの感染リスクが高い上に、感染すると重症化する可能性が非常に大きいと言える。
(以下略)
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所得格差が、これほどハッキリと感染者分布に現れるとは・・・アメリカらしいといえば、アメリカらしい。